プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

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「電脳」轟拳な日々画廊
今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

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「マルチプレックス・マン」

091007.jpg
10月07日
なるほどなあ。
この小説が発表されたのは1992年。
ホーガン先生、「トータル・リコール」を観てしまったんですね。
そして思った。
ディックのあんな短編があれほどの大作映画になるのならば、最初から映画向きな話を書けばハリウッドが放っておくはずが無い。ようし、ここらで私も映画化されて一儲け…。
てなわけ(かどうか知らないが)で、この小説は隅から隅まで映画化に向くように書かれているっぽい。
映画化されたディック作品と共通する「自分探し」というテーマ、先の読めないスリリングな展開、大きなセットや高度なSFXを必要とせず、容易に撮影できるロケ中心の舞台背景、etc,etc。

でも映画化されなかった。
ホーガン先生の名誉のために言っておこう。
映画化されなかったのはあくまで結果であって、これほどの出来の小説だ、おそらく企画はあっただろう。
ある日ハリウッドのメジャー映画会社からエージェントがやってくる。
そして映画化権について契約がなされ、数名の脚本化がこの仕事のために雇われる。
しかし、そこで企画は暗礁に乗り上げる。
脚本が上がらないのだ。
多くの脚本化が仕事を投げ出してしまう。
どうしても原作の面白さを映画に出来ないのだ。

そうですよホーガン先生。
ハリウッドで大ヒットする映画になるためには、大スターが演じることの出来る主人公が必要です。
そしてその主人公のキャラクターは、最初から最後まで、ブレてはいけません。
「トータル・リコール」の中でシュワルツェネッガーが演じた主人公は途中で何度か人格の危機を迎えますが、最後まで観客が期待するシュワちゃんであり続けます。
それにくらべるとこの「マルチプレックス・マン」の主人公は、身体は常に同一人物ですが人格は頻繁に入れ替わってしまいます。
最初に現れた人格はおよそヒーローとは程遠い平凡な人物で、しかも途中で消えてしまいます。
二番目に現れた人格もヒーローにはなりえない独善的な人物です。
三番目はおじいちゃん。これもヒーローにはなりえません。
これでは、ハリウッドメジャーが納得する脚本にはなりません。

ホーガン先生、映画化を狙うなら、「造物主の掟」のカール・ザンベンドルフを主人公にした話を書きましょう。
彼ならヒーロー足り得ます。
映像化に予算が掛かりすぎる、と文句を言われたら、タイムスリップかなんかで現代に出現させて、ロケで済むようにしてしまえばいいのですよ。

というわけで、ホーガン作品の映像化を希望。
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