プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

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「電脳」轟拳な日々画廊
今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

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「ジャンパー」(2008)を観る

081209.jpg
12月09日
このところ私は貧しいので、基本料金の高い近所のツタヤには、割引サービスのある日にしか行かなくなってしまったのだが、先週の終末は久々のツタヤ旧作半額ディだったので、いくつか借りてきた。
で、とりあえず「ジャンパー」を観たのだが。

この話、ヴィジュアル面では移動の過程なしに急速に舞台が変化するので非常にスピード感があり、映画には向いた素材だ。
しかし人物の設定、描写はどうか。

この主人公は事情はわかるとはいえ、超能力を自分のためにしか使わない。
要するに「スパイダーマン」のピーター君のように特殊な能力を持った者が、ピーター君と違って責任に目覚めなかったらどうなるか、という話だ。
すでにスパイダーマンを3本も観てしまっている現在の観客にとって、この主人公はいまひとつ共感しにくい。
ところが、物語の途中で、この特殊能力を持つ人間を「狩る」組織が現れる。
この連中の言い分がまた身勝手で、相手が犯罪を犯しているから狩る、というのならまだ話がわかるのだが、「神だけが持つべき能力を持っているから」という理由でジャンパーを殺してゆくのだ。
これって、実はやっかみでは?
さらにその後に登場する2番目のジャンパーの行動動機も、殺害された両親の復讐というもので、これまた理解は出来るけれども個人的なものだ。

早い話が、この物語に登場する人物はほぼ全員が身勝手な理由で行動している。
だから観客には、最後まで誰に感情移入して観たらいいのかわからない。

この物語は、実は主人公が自分を自覚するまでの単なる序章に過ぎなくて、本当はあのラストシーンのあとから始まる物語の方が描くべき本筋なのではないだろうか。
つまり、描く順番を間違えたというわけだ。

タランティーノの手法ではないが、話によっては語る順番も重要だということだな。
肝に銘じておこう。

作業は、ちんたら。
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