プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

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「電脳」轟拳な日々画廊
今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

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ほとんど無害

080801.jpg08月01日
「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズを読了。
感想。
面白かった。

…でもこれでは夏休みの宿題の読書感想文にもならないので、もうちょっと書く。
この小説のポイントは、
  a)ラジオドラマだ
  b)イギリス製だ
この2点に尽きると思う。通常の小説の常識を超えたこの「いきあたりばったり性」は、毎週少しづつ放送されるラジオドラマならではのストーリー構成だろう。
それにしても、いくら1970年代後半、「スターウォーズ」の大ヒットで世界中が宇宙SFのブームだった頃とはいえ、これをラジオドラマで放送するとは、英国とは凄い国だ。
もしもこれがアメリカ製だったら、どうなっていただろう。

アーサーは金髪巻毛のマッチョだ。フォードはドラゴン型の宇宙人。
トリリアンはプラチナブロンド、または赤毛の美女で、胸のサイズは2カップほど増量されている。
<黄金の心>号はいうまでもなく葉巻型で、銀色に輝いていることだろう。
この一行が光線銃片手に悪漢のいる星に向かい、悪の支配者を退治して強制的に民主主義を押し付けて回る。
その星の固有の歴史や文化、伝統などははなから無視だ。
もちろん立ち去る時は、その星で産出される貴重なエネルギー資源の、むこう千年間の利権は忘れずに奪い去ってゆく。
痛快なスペースオペラになるに違いない。

フランス製だったら…
とりあえずワインを飲み、芸術と文化と人生を語り、セックスをする。
それはもう、宇宙をフランス人の遺伝子で埋め尽くす勢いで。
フランス人にそんなことが出来るのか、などと疑ってはいけない。カーク船長なんか一人でも出来るのだ。
フランス人だって束になれば出来るに違いない。

イタリア製だったら…
とりあえず女性を口説く。
フランス人と似ているが、違うのは生命の形態を選ばないということだ。
鉱物生命体であろうが植物型であろうが、とにかく有性生殖する知的生命体の女性タイプであれば、なにをおいてもまず口説く。
宇宙をイタリア人の遺伝子で埋め尽くす勢いで。

ベルギー製だったら…
銀河中の人たちに、「ベルギーって、実はそんなに悪いところじゃないんですよ」と説明して回る。
ベルギー人は大変なのだ。

香港製だったら…
<黄金の心>号に乗っていたのは少林寺の老師だ。そこでアーサーは功夫を学び、地球を破壊した憎き仇を求めて銀河中を旅する。
主演はジェット・リーだ。

日本製だったら…
舞台は文明が崩壊してから400年後。
復興した文明は旧文明の危険なテクノロジーを回収するためにある部隊を運営していた。
その部隊は5名の美少女で構成されていて、アーサーはその中の一人、髪がピンクで頭に花が咲いた天然ボケで、異常な強運の持ち主だ…

この小説、読み始めてすぐに、どうも何かに似ているなあ、と思っていたのだが、あとで考えたらこれだった。
アイデアもストーリーもキャラクターも全然共通するところが無いのだが、ガチガチのハードSFのネタを使ってギャグをやるというひねくれ方とか、出たとこまかせで後先考えないいきあたりばったり性とかがよく似ている。
そういえば「G☆A」のノーマッドは、「ダークスター」の爆弾が元ネタだと思うが、少しはマーヴィン成分も入っているのかもしれない。
時系列順に並べると「ダークスターの爆弾」→「マーヴィン」→「ノーマッド」となり、だんだん駄目になって行くのが分かる。
つまりマーヴィンとは、SFの拡散と浸透の過程に於ける人工知能の一形態、ということか。
「G☆A」もディズニーが映画化してくれないかなあ。
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