プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

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「電脳」轟拳な日々画廊
今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

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おしまい

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12月31日
というわけで2009年も今日でおしまいだ。
今日は有明まんが祭りの本番だが、しんどいので私は行かない。
ていとくさんに代わって「キャンプ・オルドリン」を運営されている方、今日一日よろしくお願いします。
私はこれから群馬の姉の家に帰省して、三が日は高崎で過ごす予定。
この日記の更新はおそらく4日からになるだろう。
それではみなさん、良いお年を。
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「恐竜時代」

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12月30日
昨日、スカパーのシネフィル・イマジカで久々に放映のあったジム・ダンフォースの「恐竜時代」をぼんやり観ながら、こんな歌を考えた。

絶滅までの 5千万年で
進化をしろと 言われたが

ティラノと過ごした 年月を
何で計れば いいのやら

恐竜時代が 夢なんて
あとから掘り出し 想うもの

恐竜時代の 真ん中は
ティラノに食われて いるばかり

…いい歌だ。

「ジュラシック・パーク」のヒット以来、この種の生命体はCGで描かれるのが当たり前になってきたが、だからといってグワンジやキングコングの魅力が色あせるということはない。
びっくりドンキーに行った次の日はくら寿司に行きたくなるようなものか。

三日目 東P20a 「キャンプ・オルドリン」

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12月29日
今日から有明まんが祭りなので改めて告知を。
今回、もう体力的にしんどいので私は会場へは行きませんが、出し物は知人のブース

三日目 東P20a 「キャンプ・オルドリン」

に委託してありますので、よろしくお願いします。
特に「PIN-UP」の方は同人としてはかなり無謀なカラーレーザープリンターによるフルカラー本となっているので、感想をお聞かせ願えると幸いです。
では、会場へ行かれる方、どうぞお気をつけて。

北から届いた物

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12月28日
北の方から送られてきた物2点を紹介。
先日ビデオコレクションのデジタル化を終了し、これでもうアナログ記録された映像を見ることもないだろうと書いたばかりだが、アマゾンに注文しておいたアナログもアナログ、レンタル落ちのVHSカセットが届いてしまった。
発送元は小樽。
これ、たしか中古で1円だった奴だよな。
もちろん3百数十円の配送料は払っているが、これを小樽から稲城まで持ってくる手間とコストを考えると、効率とは何か、なんて疑問も考えてしまうのだが、それは置いといて。

なんで今更こんな物を買ったかというと(むろん安かったからだが)、これが今となってはむしろ貴重なフルサイズのアメ車によるカーチェイス・シーンがあり、なおかつ、今後もDVD化される見込みが乏しい作品だからだ。
ロジャー・ムーアが主演でサン・フランシスコが舞台となるとアメリカかイギリス映画みたいに思えるが、実はイタリア製。
さりとて74年型のサンダーバードによるチェイスなど見送るには惜しい。
これが1円ならば買ってしまおう、というわけだ。
いやあ、かれこれ20年ぶりくらいに観たが、車重やパワーにタイヤが負けているクラシックなカーチェイスが堪能できました。

もう一点は伊吹秀明先生から送っていただいたもの。
大艦巨乳主義のオーソリティたる伊吹先生が新境地「尻」に挑む意欲作(らしい)だ。
なんといううらやま…いや、そんなこともあるだろう。
皆さんもぜひ。

「崖の上のポニョ」を観る

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12月27日
なんといってもポニョの造形が素晴らしい。
人と魚の両方の特徴を上手く捉えたデザインといい、一枚一枚丁寧に作られたと思われるウロコの質感といい、見事なモンスターっぷりだ。
撮影も見事で、特に有名なあのシーン、ポニョがジュリー・アダムズの後を追って泳ぐ場面の水中撮影では、まさに映像でポニョの心理に肉薄してみせる名場面となっている。
ドラキュラやフランケンシュタインの怪物、狼男といった古典のクリーチャーたちを銀幕に蘇らせてきたユニヴァーサルが、満を持して放つオリジナルのクリーチャー「崖の上のポニョ」、すでに堂々たる古典ホラーの領域だ。

…でも、「ポニョ」ってこんな映画じゃなかったよな…。
白黒じゃなくてカラーだったはずだし、それ以前にアニメじゃなかったっけ…?

と思ってよくDVDの盤面を見直したら、「大アマゾンの半魚人」って書いてあった…。
アレ…?

…というのは冗談で、ちゃんと「崖の上のポニョ」も観たのだが、私にはまあまあ楽しめた。
でも、この作品のどこがファンタジーかって、あのお母さんが最強のファンタジーだよな。
だって、どう見ても怪しさ大炸裂のポニョを躊躇なく受け入れてしまうのだから。
もしかしたら、あのお母さんこそがあの世界の真の支配者なのではないだろうか。
宮崎駿の凄いところは、あのお母さんがポニョの身元を推論したりする描写を一切入れなかったところだと思う。
普通はリアリティ表現として、少しはそういう描写をしてしまうものと思うのだが、あの割り切りの鋭さが作家性の強さなのかな。

「スタートレック」を観る

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12月26日
まだ本命の「トランスフォーマー・リベンジ」を観ていないが(新作料金は高いので払えない)、この「スタートレック」を観た時点で、個人的に今年はパラマウント映画の当たり年だったと認定する。
ちなみに、ハズレ年は「宇宙戦争」のあった年(むろん、1953年ではない)。

それにしても離れ業だなあ。
こんな大胆な手法は、ものすごく長く続いているシリーズ、それこそ、物語世界の中の人物も、それを演じる役者も、そしてそれを観るファンも代替わりしているくらいの長期シリーズでなければ使えない手だろう。
「ターミネーター」シリーズがいまだにひとつの時間軸にとらわれて身動きが取れなくなってしまっているあいだに、この老舗シリーズがあっさりと多宇宙理論の導入で物語をリセットしてしまうとは。
やはりJ・J・エイブラムズ、只者ではないようだ、てか、よくパラマウントが許可したな。
しかし、この手法で物語内因果律への介入が可能になるのだとしたら、真っ先にそれを行うべきはまず我が日本の「宇宙戦艦ヤマト」だろうと思うのだが、いかがだろうか?

…え?
ヤマトはとっくの昔に多元宇宙に入っているって?

それはお粗末様。

「ダークシティ」(1998)を観る

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12月25日
一度地上波で放送があったのを見逃して以来、何故か近所のレンタルショップにも入らず、なかなか観られなかった映画。
粘り強く待っていたら、先日スカパーのシネフィル・イマジカで放送があって、ようやく観ることが出来た。

これとか「13F」とかを観ると、「マトリックス」が偶然でも突然でもなく、必然の流れの中で撮られた映画なのだな、ということが分かる。
要は「記憶も経験もすべてニセモノだと分かった時に、人はいかにして自分を定義するか」というテーマなのだが、そこに持ってゆくまでの展開がスリリングでなかなか面白かった。

ヒロインの美しさという点では、「マトリックス」に勝っていると思う。

「G.I.ジョー」を観る

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年末だけど

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12月23日
というわけで、昨日は年賀状なんか作ったりして、わりとのんびり過ごした。
ほぼ一週間かかったアナログコレクションのデジタル化も終了し、これでウチにはアナログコンテンツが無くなってしまった。
私自身が一番アナログかなー(少なくともアナクロではあるが)。

クリント・イーストウッドの映画

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12月22日
以前にこの日記で、スティーブン・セガールの90年代の映画は風景を美しく捉えたカットが多い、と書いたが、クリント・イーストウッドの主演作にもこの傾向があることを発見した。

こう書くと、誰もがオスカーを獲った「許されざる者」を思い浮かべるだろうが、あの映画では西部の風景はテーマの一部だからそういうカットは多くて当然だ。
そうではなく、私が昨日観ていたのは、1974年の作品でマイケル・チミノが監督した「サンダーボルト」だ。
このわざと盛り上がらせないかのように作った映画は、だから活劇映画としてはどうしようもなく地味だが、美しい風景の中を人々が旅してゆくロードムービーとして、あるいは時代に取り残されてしまった者の生き方を描いたアメリカン・ニューシネマとしては成功している。
時代遅れの銀行強盗が滅んでゆく過程を描いた作品、ということならば、もしかしたらこれはマイケル・チミノ版の「ワイルドバンチ」なのかもしれない。
「ワイルドバンチ」を四分の一の予算で、スペクタクル無しで、現代劇で作ればこうなるのかもしれないな。

そういえば「ガントレット」の空撮のシーンも撮影が見事だったなあ。

アナログビデオコレクションのデジタル化

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12月21日
というわけで(この項目は昨日からの続きだ)、手持ちのアナログ録画のビデオコレクションのデジタル化を行っているわけだが、こうして約30年間に亘るコレクションを見ていると、家庭用映像録画再生機の画質の変遷がすごく具体的に見えてくる。

はっきりいって、80年代前半にノーマルVHSで録画したものは現代の大画面テレビで見るとボケボケで、長時間見るのはつらい。
テープは磁気記録だから、時間と共に劣化が起こるのだろう。
ようやく鑑賞に耐えるレベルとなるのは、80年代の末期、S-VHS記録をするようになってからだ。
この時期に録画したものは、小さなテレビならば充分、大画面テレビでも少々我慢すれば楽しめる。
やがて2000年代になるとデジタル録画が始まる。
この時期の特徴は、作品によって画質がまちまちなことだ。
おそらく放送局側も対応しきれていなかったのだろう。

今はなにをどう録画しても綺麗だが、このアナログ放送ももうじき終了する。
もうアナログ録画をそのまま見ることもなくなるだろう。
デジタル録画は、何年くらい続くのだろうか。

ソフト化されないカー・アクション映画

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12月20日
映画は本来最初から最後まで見通して評価するべきものだが、一度観たあとは、「あの場面だけもう一度観たい」ということもあるだろう。
30年前の家庭用VTRの普及期でテープの値段も馬鹿にならなかった頃、まだ学生で貧しく、自由にテープを買えなかった私は苦肉の策として、そういう場面だけを一本のテープに混ぜ込んで録画していた。

やがて時は流れ、映画ソフトはLDからDVDへと変わり、値段も安くなって、たいていの映画は手元に置ける時代となった。
それと共に私のコレクションも必要の無くなったものは次々消去されていったのだが、ここへきていくら待ってもソフト化されないものが何本か残ってしまった。
例えば…

監督がジョン・ヒューストンで主演がポール・ニューマンとドミニク・サンダ、音楽がモーリス・ジャールという超豪華なスタッフとキャストな「マッキントッシュの男」とか

監督がアンリ・ヴェルヌイユで主演がジャン・ポール・ベルモンドとオマー・シャリフ、音楽がエンニオ・モリコーネというこれまた超豪華な「華麗なる大泥棒」とか

バリー・ニューマンの「爆走!」とか
モーターボート・チェイスの「デンジャー・ポイント」とか(今気が付いたが、この2本は両方ともアリステア・マクリーンの原作だな。マクリーンは鬼門なのか?)

ブルレイの普及で映画DVDの需要はこの先終焉に向かうだろう。
こういった映画も、もしかしたら駆け込みソフト化があるのだろうか?

ちなみに私は、デビッド・キャラダインの「爆走!キャノンボール」と「ランナウェイ」、それに「激走!5000キロ」は輸入盤という手段で解決した。
当然字幕も吹き替えも無いが、映像さえ観られれば充分楽しめるのがカーアクション映画の長所だ。


高井プロ無事終了

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12月19日
先生が二日酔いで使い物にならなかったり原作が遅れたりエアコンが壊れたり、日々状況が変化するのが年の瀬の漫画作業の特徴だが、例に漏れず昨日の高井プロも、4日使えるはずの作業が結局3日しか使えないことになり、あわてて緊急モードで作業に入った。
こういう時、島村ジョウ君だったらマッハで加速装置が使えるのだが、私の加速装置はだいたい1.02倍くらいしか加速されないので、真面目に手を動かしてちまちま仕上げてゆくしかない。
さいわい残り時間が少ないことが判明した時点ですでにペン描きは終了していたので、チーフアシのS君にトーン貼りを一部を手伝ってもらって、なんとか時間内に完成させることが出来た。
高井プロの仕事でこんなにあわてるのは20年ぶりくらいだ。
S君、手伝いありがとう。

ギャラはすでに4日分もらっているので、1日分は丸儲けだ。

順調に進行中

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12月18日
連載を持っている漫画家の仕事場はどこもそうだと思うが、必要な資料が揃い、ひとたびシステムが稼動し始めると、猛烈な勢いで仕事が進み始める。
高井プロもそうで、もはや一名不足などなかった事かのように原稿を生産中だ。
まあ、これは前述したように、今回の仕事が時間的にかなりな安全率を見込んで予定が組まれていたからで、いつもの「有馬係長」の16枚ならば白紙からでも16時間であげてしまう仕事場なのだ。
というわけで、まずは次の「総務部総務課 山口六平太」の仕事に支障をきたす恐れがなくなったので、ちょっと安心。
残った分は六平田に参加しない私がマイペースでやればいいので気が楽だ。
でも、もしかしたらこのペースだと、今日中に全部あがってしまうかもしれないな。

延長戦

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12月17日
結局、今回の高井プロ「上方落語へいらっしゃい」は、アシスタント4名のところを1名欠員で3人でやることになった。
時間的な延長が認められるならどうということはない仕事量だ。
しかし実はそうはいかない事情がある。
この「上方落語へいらっしゃい」は描き下ろしの仕事なので締切はそうきつくない。
しかし高井プロとしては、この後に控えている「総務部総務課 山口六平太」は年末進行で、絶対に遅らせることが出来ない仕事だ。そしてスタッフのうち2名はこの山口六平太の仕事に入っている。
実質的に手が空いているのは私一人だ。
というわけで……

私だけが一日延長戦で、二人分描くことになりました。

しかも。
二人分働いたからといって、別にギャラが二人分出るわけではなく、単に実労日数分出るだけだ。

悲しい。

…もっともこれにはちゃんとした理由がある。
本来高井プロでは今回のような16枚の仕事は2日でやっていた。
この「上方落語へいらっしゃい」だけが資料調べの時間が必要なために特別に余計に時間をとっていたのである。
つまりこれで本来の給与額に戻ったわけだ。
しかもここだけの話だが、昨日下絵を入れてみての手ごたえは、さほどきついという印象もなかった(まあこれは、チーフの計らいだが)。
ごくごく、いつもの通りの仕事だった。

結局、「普通」に落ち着いたというわけか。

今日は高井プロ

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12月16日
今日はこれから高井研一郎先生の仕事場で、桂三枝氏原作の「上方落語へいらっしゃい」の作業に参加することになっているのだが、どうやら昨夜になってなにかアシスタント関係でトラブルが発生した模様だ。
詳細はこれから行って聞いてみるわけだが、まあ、高井プロは常に余裕マージンを見込んでシフトを組んでいるので、多分対応は可能だろう(…と思いたい)。
続きはまた明日。

「ピンクパンサー2」を観る

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12月15日
一応言っておくと、旧作の方ではなく、スティーブ・マーティンがクルーゾー警部を演じる新作の方ね。
まあこれは前作の時も書いたことだけれど、
「狂気が足りない」。
クルーゾー警部というのは映画史上でもバットマンに匹敵するほどの、「オレ様論理」で動く人間だ。
その傍から観れば狂気にしか思えない判断や行動が徐々に周囲の人間を巻き込んでいき、狂気が増殖していくところがこのシリーズの面白さだったはず。
それでも今回、ライバルキャラに恵まれているので退屈はしないが、私としてはやっぱり「暗闇でドッキリ」あたりの方が面白く思える。
ピーター・セラーズとスティーブ・マーティンの個性はやっぱり別物だからだろう。
だからクルーゾー警部の物語だと思わなければ、明るく楽しく、そこそこ笑える良く出来たコメディだ。
今の時代、狂気と紙一重なコメディは成立しにくいのだろうか。

「奇談」を観る

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12月14日
先月の中里融司先生の蔵書整理でいただいてきた本の中にあった諸星大二郎の短編集が非常に面白かったので、今度はそれを映画化した「奇談」をレンタルDVDで観てみた。

なるほど、あれを映像化するとこうなるのか。
先日の「ヤッターマン」とは正反対の方向性だが、おそらく予算も正反対だったのだろう。
とはいえ、今の日本、あんなロケ地を探すのも大変だったはず。
スタッフはよくやったと思う。
阿部寛の稗田礼二郎は髪型が違うとかあるだろうが、他に適任も思いつかず、また「異質な者」らしさは上手く表現できていたと思う。
他のエピソードも見てみたいものだ。

「ヤッターマン」を観る

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12月13日
ま、要するにアレですね、ドロンジョ様の映画、ということですね。

邦画では時代劇以外、美術に感心する映画に出会う確率が低いのだが、アニメや漫画を実写映画化するのならば、ここまで徹底しないと駄目だ、ということなのだろう。
でもアニメや漫画で描かれた世界観を実写で再現するとなると、美術やVFXにやたらお金がかかる。
つまりは、お金を出す側が、その辺に理解があるかどうかで成否が決まってきてしまうのだが、その点、この「ヤッターマン」は、かなり成功している方だろう。
悪役三人のキャステイングのはまり具合が素晴らしい。
てゆうか、一番どうでもいいキャストがヤッターマン1号か。
こうなると他のタツノコ作品も実写映画で観てみたくなってくるな。
…いや、「スピードレーサー」は別にして。

「ターミネーター4」を観る

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12月12日
前作「ターミネーター3」のラストでついに「審判の日」が起こってしまった場面を見たときは、さすがに
「ああ、やっちまったな」
と思ったもんだ。
まあ、このシリーズの中の歴史では一度は「審判の日」が起こらないとパラドックスが発生してしまうので、避けては通れない道だったわけだが、でもあのタイミングはないだろう。
これでこのシリーズもおしまいか、と思っていたらなんと続編が出来たので、いったいどうやってストーリーを繋げているのだろう、と思ったのだが…

あんまり繋がっていませんね。
ま、「3」のジョン君の性格で抵抗軍を率いられても困るので、これでいいんですけどね。
でももう、「ターミネーター」ではなかった。

やはりこのシリーズは、徹頭徹尾、現代劇であるべきだったと思う。
それは、このシリーズの魅力の本質が、「常識の超越」にあると考えるからだ。
「あれだけ銃弾を撃ちこんだのだから、生きていられるはずがない」と思ったものが起き上がり、手を失い、足を失ってもまだ追いかけて襲撃してくる怖さ。
あるいは、散弾銃を撃ち込まれてもたちどころに修復し、絶対にすり抜けられそうにない鉄格子をすり抜けてしまう驚き。
(自分はすり抜けられたのに、手に持った拳銃が引っかかってしまうという冴えた演出を思い出せ)
日常を舞台にした現代劇だったからこそ成り立った面白さだったはずだ。
それが「審判の日」以降になると、戦争状態が当たり前、ターミネーターがそこら中にいるのが当たり前となってしまう。
全てが非日常の世界観の中では常識の超越が発生しても、それもまた当たり前の現象となってしまい、面白さは半減してしまう。
第一、機械と人間との殲滅戦という描写自体、すでに「マトリックス」シリーズが数年前に通った道ではないか。
このアイデアはこの「ターミネーター」シリーズの方が先に具現化したものだったが、製作会社が倒産したり権利が売りに出されたりしているうちに、「マトリックス」シリーズに追い越されてしまったというわけか。

今回この4作目の興行的不振で今回の製作会社も倒産し、このシリーズの映画化権はまたしても売りに出されるという。
願わくば今度こそ倒産の心配のない大手メジャーに買い取ってもらい、続き、または仕切りなおした続編を作ってもらいたいものだ。

印刷完了

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12月11日
無謀と紙一重の超豪華フルカラー同人誌「PIN-UP」(タイトルは、考えるのが面倒なので、そのまんま「PIN-UP」に)、昨日高井プロのコピー機を借りて印刷が終了した。
高井先生、ありがとうございました。
内容は、今までの私の漫画のヒロイン達、亜由美、くのいち、澪、香恋と越後ちゃんが水着やミニスカ、コスプレでにっこりという、どこへ出しても健全だが微妙に恥かしいという本だ。
例によって自分ではブースを取っていないので、委託先は
三日目 東P20a 「キャンプ・オルドリン」。
残念ながらブース主のていとくさんご夫妻は今回は欠席だそうだが、ブース自体はIFCONの有志によって運営されるようだ。

というわけで、冬コミ三日目に行かれる方、東P20a「キャンプ・オルドリン」をよろしく。

「バビロンA.D.」を観る

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12月10日
上方落語の世界では「びんちゃん」といえば貧乏神のことだが、ハリウッド製のアクション映画の世界では「ヴィンちゃん」といえばヴィン・ディーゼルのことだ。
この強面を演じてもどこか人がよさそうに見えてしまう俳優がわりと好きで(「キャプテン・ウルフ」は適役)、いくつか観ているが、今回は残念ながらいまひとつの出来だった。
キャラ立てに生身の俳優を使えるのは漫画や小説には無い映画のメリットだが、この映画の場合、どうも役者の存在感に頼りすぎているふしがある。
シナリオの段階でのキャラクターの掘り下げが不足しているのではないだろうか。
いくら説明しないのが最近のハリウッド映画の傾向とはいっても、このシナリオではヴィンちゃんの過去になにがあり、どうして合衆国を追われることになったのかさっぱりわからない。
ジョン・ウェインがライフル構えて駅馬車の前に立ちはだかれば、それがたとえ脱獄囚の役でも、観客の誰もが彼こそがこの映画のヒーローなのだと納得してくれる時代ではないのだ。
「隠し砦の三悪人」タイプの敵中突破ものだと思って観ていると(その過程はけっこうスリリングで面白い)、終盤になって安っぽいサイバーパンクになってしまうのもなんかはぐらかされたようで落ち着かない。
本当はネタばれしてからが出発点なのではないだろうか。

というわけで、腑に落ちない終わり方の映画だった。
ストーリー的にはあの後の話こそを作るべきだが、まあ続編はないだろーなー。

「ウォッチメン」を観る

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12月09日
昨日はがくじるし先生の仕事が早めに終わったので、夜はレンタルDVDで映画を観ることにした。
で、なにかと話題の「ウォッチメン」を観てみたわけだが。

昨今のアメコミスーパーヒーロー映画は以前に比べてその複雑さを増して来ていて(「スパイダーマン2」あたりからか?)、「ダークナイト」で頂点に達したかと思われたが、どっこい、構造の多重性ではこの「ウォッチメン」の方が上かもしれない。
なにしろ「ウォッチメン」の世界観は入り組んでいる。
アメコミ型スーパーヒーローをリアルな世界観で、というのは近年の主流なのでさほど驚かない。
しかし、これを1985年の東西冷戦構造と結び付けるとは。
84年ゴジラもこの構造だったが、残念ながらこの映画ほどの深さはなかった。
しかし、ただの冷戦構造であればさほどは盛り上がらない。
21世紀に生きる観客は、冷戦の終結を歴史上の事実として知ってしまっているからだ。
この映画が巧妙なのは、史実の冷戦ではなく、アメリカがベトナム戦争に勝利した、架空の冷戦になっているという点だろう。
しかもアメリカには一人で数千発の核兵器に匹敵する破壊力を持ったスーパーヒーローがいて、その人物がひとりで核抑止力になっているという設定だ。
それでいて、後半、登場人物たちによって模索される平和の有り様は、あきらかに9.11以降の世界を反映している。

一本の映画の中に3つの時代背景。
史実の1985年と、架空の1985年と、そして現代。
なんという離れ業だろうか。

どうやって走っているんだ

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12月08日
あ。
昔ハワイでなんかあった日だ。

それはともかく。
映画「ダークナイト」の不思議なバイクは一見するとエンジンが見当たらず、さらに前輪のサスペンションもステア不可能な構造なので、CGかな、と思うが、実は撮影には実走可能な車両が使われている。
特典ディスクに収録されているメイキング映像を見ると判るのだが、かなり乗りにくそうではあるが、ちゃんとスタントマンが乗って、車の間をすり抜けたり、あげくにはジャンプまでしてみせている。
エンジンはおそらく普通のバイクであれば燃料タンクがある位置にあるのだろう。
タンクはといえば、このバイクはカメラ前しか走らないから、航続距離の問題とかは無視できるわけだ。
駆動はもちろんシャフト。
この辺はBMWのシステムが流用できそうだ。
前輪はもしかしたら全くステアせず、球体状の車輪の形状を利用して、車体のバンクだけで曲がってゆくのかもしれない。

前作「ビギンズ」の特典ディスクにはバットカー「タンブラー」のテスト走行の映像が入っていたが、本編に負けない迫力があった。
いったいいくら予算があればあんなことが出来るのだろう?

ガンヘッドも本当に動いたら凄かったのに。

というわけで、今日もがくじるし先生の仕事の手伝いだ。

今日はがくじるし先生の仕事

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12月07日
雑誌連載を持つ漫画家は、毎年この時期になると大変なことになる。
年末になると印刷所が正月休みに入ってしまうため、その分いつもより早めに原稿を入稿しなくてはならなくなるからだ。
いわゆる「年末進行」という奴だ。
さいわい私のやっていた描き下ろし単行本の仕事では発売日の関係でこの進行をする必要が無かったが、2誌に連載を持つがくじるし先生のところは、今、大変なことになっているらしい。

というわけで、さっそく昨夜、今回のヤングキングの「アオバ自転車店」の背景手伝いを頼まれてしまった。
今日はそれをやる。

…すでに1時間くらいロスしているなあ。

「創世記機械」を読む

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12月06日
思えば、冷戦の時代には、このタイプの話はけっこうたくさんあったような気がする。
「地球爆破作戦」とか「ウォー・ゲーム」とか、バッドエンドも含めれば「博士の異常な愛情」もそうだ。
最悪のバッドエンドは「猿の惑星」だろうか。
冷戦の終結はスパイ小説の分野には大きな影響を与えたとされているが、実はSFの分野にも大きな影響を与えていると思う。
身近な破滅テーマがひとつ、消えてしまったわけだから。

…いまふと破滅テーマで思いついたのだが、ローランド・エメーリッヒって、すでにもう個人ではなくジャンルのような気がする。

うどん屋を検索する

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12月05日
先日ファントム1君と行ったうどん屋の場所を確認しておこうと思ってグーグルで「讃岐手打ちうどん」と入力したら、候補の中に店名が現れた。
そんなに有名な店だったのか。
いったいどれくらいの人が検索をかければ、「讃岐手打ちうどん」だけで店名が候補に出るようになるのだろう。

というわけで、私が行った店は246沿いの「讃岐手打ちうどん ごえてん」です。
うどんにこだわる人は一度お試しあれ。

うどん屋に行く

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12月04日
昨日は雨のそぼ降る中、マイミクのファントム1君と会って馬鹿話をして、それからうまいと評判のうどん屋に行った。
私は貧乏でうどんの味に偉そうなことを言える立場ではないが、それでも一般的なそば屋で出てくるうどんとは一線を画しているということはすぐに分かった。
私はその店のメニューの中でも特に美味いとされているカレーうどんを食べてみたのだが、確かに美味かった。
メニューにあるとおり「日本一」かどうかは分からないが、上位には来ると思う。
ファントム1君、昨日はありがとう。

高井プロ無事終了

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12月03日
今回の高井プロの仕事は、実は昨年亡くなった赤塚不二夫先生を追悼する企画の一環だった。
かつて親しかった友人・知人が、故人を偲んで語る、という奴だ。
だから、子供の頃「おそ松くん」の愛読者だった私には興味深く、楽しんで作業が出来た。
本自体は、コンビニ専売となるようだ。
昨日が締切とすると、年内には店頭に並ぶのかな?

作業は順調に進み、夜6時半頃のアップとなった。
わずか10枚の短い作品だが、赤塚ファンにはお奨めの短編となっている。
コンビニで見かけたら、ぜひお買い求めいただきたい。
画像は、扉絵の一部。

高井プロ2日目

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12月02日
今回の高井先生の読み切りの舞台は、今を去ること40年前。
しかも先生自身が良く知っている場所と人物の話だ。
だからいつになく指示が具体的で助かる。
高井プロの仕事でこんなに先生からの指示が具体的なのは珍しいことではないだろうか。

というわけで作業2日目。
締切まであと8時間くらいだが、多分どうにかなると思う。

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