
03月02日
いくら深夜無人になる倉庫街だといっても、あの装甲車は襲撃される直前まで位置をモニターされていたのだから捜索範囲はかなり絞り込めるはずで、普通に考えたらあの倉庫の周辺はあっという間にパトカーだらけになると思うのだが、そこに突っ込むと映画が成立しなくなってしまうので、あえてそこは許す。
つまりなんですね、フランス版「要塞警察」ということですね。
我らがジョン君、ついにフランス人によってパクられるようになりましたか。
いや、いいことです。イタリア版「用心棒」だって成功していることだし。
第一「要塞警察」にしてからが西部劇の定番シチュエーションの現代劇化版だしね。
というわけでこの映画は緊迫したシチュエーションの設定という部分ではかなり成功している。
ただ問題はそのシチュエーションの支配力が強すぎて(それに抵抗するキャラの影響力が弱い、ともいう)、中盤以降状況が同じ方向にしか進まなくなってしまう事だろう。
通常ならばここは人間関係に変化を起こしたり(例・裏切り者の発覚とか)、敵側の描写をしたり(例・戦術を変える)とかしたりして変化をつけるところなんだがなあ。
決着がいまひとつあいまいなのはハードボイルド描写なのか、あるいはどうでも明解な決着をつけたがるハリウッド映画に対するアンチテーゼなのか、それともこれがフランス風リアリズムなのか判別しかねるが、フランス文化と無縁の東洋の小さな島国に住む者としては、もうちょっと判りやすく描いてほしかったところだ。
もしかしてこの映画は、あの倉庫がロケに使えると判って急遽立てられた企画だったりして…。
作業は、今日は確定申告の書類を書く日。
画像はあっという間に完売したというN-ノーチラス。
うう、ま、負けるもんか(負けてる)。