プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

その他の画像置き場

「電脳」轟拳な日々画廊
今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

アンケートフォーム

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

来訪者数

ブロとも申請フォーム

リンク

ブログ内検索

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「とりあえず完成」

06.12.30.jpg

12月30日
ついに手元の原稿で出来ることが無くなってしまった。
もちろん、まだ原稿全部が揃ったわけではないので、手放しで完成した、とは喜べないのだが、とりあえず今回の作業に関して、私自身が作業しなくてはならない部分はこれで全部完了した事になる。
漫画の原稿に「完璧」はないので、本来であれば出来ることはまだまだあるはずなのだが、すでに大半の原稿が入稿し、あるいはまだアシスタントの手元にある現状では致し方ない。
そこで、残った原稿を編集さんに渡す当日の作業を除いて、便宜上今回の作業は今日で終了とする。

この「進行状況報告トピ」が始まったのが7月16日。
ネームに着手したのは6月上旬だから実に丸半年ずっと作業していた事になる。
ひとつの作業がこんなに長く続いたのはわたしの漫画歴の中でも初めてだ。
「マトリックス・レボリューションズ」のメイキングの中で、キアヌ・リーブスがさすがに疲れた表情を見せていたが、なんか気持ちが分かるな(マトリックス・シリーズのリローデッドとレボリューションズは同時進行で撮影された)。

ともあれ、年内に決着できたのはちょっとうれしい。
本来は25日に決着しなければいけなかったのだから偉そうなことは言えないが、周囲に迷惑をかけずに済みそうなのはありがたいことだ。

本当の決着は4日なので、まだ状況は続いていますが、だらけた年末年始に向かって、わたしはお休みに入ります。
では、皆さん、良いお年を。

画像は轟拳世界の羽田空港。モスクワに負けていないぞ。
スポンサーサイト

「イントゥ・ザ・ブルー」

06.12.29.jpg

12月29日
「イントゥ・ザ・ブルー」
青い空、青い海、乳、尻、食い込む水着、沈んだ宝。それだけ。
あと何か要る? …てな映画だった。
心に染み入る感動、とかは無いので、見る人はそのつもりで。

今年最後の歯医者さん。
治療の方も大詰め。大きなところはほぼ終了して、あとは小さいところばかり。
来年早々に終わりの予定。

作業、大きな絵は今日でほぼ終了だ。
残っているのは小さな切り貼りばかりで、こちらも事実上は終わったと言える。
こうなるともっと手を入れたいという欲が出るが、残念ながら原稿が手元に無い。
身体を休ませて、穏やかに年末年始を過ごす事にしよう。

画像は最後に作業したページ。

作業再開

06.12.28.jpg

12月28日
というわけで昨日はお休み。
何をするでもなくぼーーーーーーーーっと過ごした。
作業はいよいよ最後の詰めに。
ペン入れは終わっているので残っているのはデジタル処理だけ。
PCの前に座ってタブレットペンを握り締める。
もうこの段階になると大きな絵しか残っていない。

2枚を仕上げて3枚目に取り掛かったところで、例によって「宮尾タイフーン」がやってくる。
森羅万象について、たっぷり情熱的に語られてしまった。
…どうも私と宮尾先生の差は情熱を持ち続けられるか否かの違いという感じがする。
きっと私は本来的に熱量の小さな人間なのだろう。

今日は3枚描いて終わりだ。

お休み

今日はお休み。
画像も無し。
作業は明日から再開する。

「ペン入れ終了」

06.12.26.jpg

12月26日
ペン入れ終了。
こんなに早く終われるんだったら最初から年内アップを目指せばよかった…というのは今だから言えることで、当初は無理だろう、とか考えていたわけだから、出来ると思っていて結局出来ないよりはずっといい。
当たり前の事だけれど、締め切りを守るには特別な方法とかは無くて、単に普通に毎日真面目に仕事するっていうだけだ。

……つまんない報告ですみません。
明日からはデジタル処理をする。

スーパーマンのDVD-BOXの中に入っていた「スーパーマンⅣ 最強の敵」(’87、WB)を観たが、「最強の敵」というよりも「最も頭の悪そうな敵」という感じだった。
大切な版権はゴーラン先生に売っちゃ駄目だ。

「サンタさん」

06.12.25.jpg

12月25日
サンタさん、来ないなー。
もう何年、来てもらってないのだろう。
まあ、「ハイソックスの似合うかわいい女子中学生」なんてプレゼント、いくらサンタさんでもくれるわけはないので、今年もこないだろうとは思うが。

せっかくクリスマスなのでロバート・ゼメキス先生の「ポーラー・エクスプレス」を観ることにした……のだが、これがまたクリスマスにふさわしいんだかなんだかよく分からない、微妙な出来だった。
物語内での仕掛けは大きいのだが、仕掛け自体にテーマ性が案外希薄で、しかもテーマに対して対立概念が出て来ないものだから、最終的にテーマを肯定しても否定しても結果があんまり変わらないという奇妙な物語になっている。
原作となった絵本を物語りに拡大する際に、なにか物語に必要な要素を掴み損ねたまま、シナリオにしてしまったのではないだろうか。
あるいは、否定も含めての全肯定がゼメキスの意図なのだろうか。
最初から豪華な映像ショーを作るつもりだったから、というのもありだが、それだったらせめて女の子は、もっと可愛く描いて欲しいなあ。
アメリカのCGアニメ製作者たちは、いわゆる「萌え美少女」をCGで描き出す事をかたくなに拒否するけれど、なにか理由があるのだろうか(俳優協会からクレームがつく、というのはありそうだ)。

作業の方は、合計で32枚の完成原稿が確認できた。
今までの総合計は166枚。残りは20枚。
これをアシスタントを含めた5名で分担して仕上げを行う。
1月4日までは十分余裕のあるスケジュールだ。というか、年末年始でなければ29日頃のアップで完成となってしまうだろう。
こうなると年末年始であることが若干疎ましいが、天から与えられた休日だと思ってだらだら過ごす事にしよう。

「寝過ごす」

06.12.24.jpg

12月24日
世間ではクリスマス・イブだが、大幅に寝過ごしてしまい、気が付いたらほとんどイブが終わっていた。
まあ、漫画家は締め切りがあけない限りイブも正月もないのが通例だからしょうがない。
とはいえ残り作業量はかなり減ってきて、楽なペースでも完成が見込めるようになったので、今日もペン入れ2枚、デジタル処理2枚、プラス突然描く気になったおまけ4コマ1枚というゆるいペースだ。
明日。年内最後の打ち合わせと原稿受け渡しがあり、それで大勢が決まる。
明日の報告を待たれよ。

画像は突然描きたくなったおまけ4コマの一部。

「スーパーマン・リターンズ」

06.12.23.jpg

12月23日
アマゾンから怒涛のようにスーパーマンのDVDがやって来た。
新作・旧作合わせてその数、13枚。
いや、そりゃ確かに注文したのは自分だけれどさ。
なにもこんなに固まって押し寄せなくとも。
で、とりあえず新作を見る。

……なるほど。
ブライアン・シンガーが、自らが育てた「X-メン」の完結編を撮る機会を見逃してまでもこっちに執着したのは、きっとこのアイディアを「思いついて」しまったからなんだろうな。
ちょっと分かるような気がする。
思いついてしまったら撮ってしまわなくては気がすまないのが映画監督という人種なのだろう。
ていうか、まさかこんな古典落語みたいなネタでくるとはなあ。
どうやら今年の夏映画は当たりが多かったようで、ちょっとうれしいぞ。

作業は、ペン入れが2枚、デジタル処理が2枚。
ゆるゆると進行中だ。

画像はどつき漫才。
「な、なんやねん!?」
「どないしたっちゅうねん!?」

「サイレント・ムービー」

06.12.22.jpg

12月22日
稲田堤のツタヤにメル・ブルックスの「サイレント・ムービー」(76)が入荷していたので、約29年ぶりに鑑賞する。
29年前に観たときもアホな映画だと思ったが、今観てもやっぱりアホな映画だった。つまりメル・ブルックスがアホな映画を作った、ということか、それとも私がその間進歩していないという事か。
それでも今のほうが楽しく感じられるのは、おそらく心理状態の違いだろう。
やたらゲストが豪華な映画で、馬鹿な芝居に楽しそうに付き合って自分自身を演じているライザ・ミネリとかを観ているとこっちまでうれしくなってくる。
もしかしたら動くライザ・ミネリを見た最後の作品かもしれない。

作業の方は、今日は虫食いコマのデジタル処理を行った。
マジノ線と羽田空港、そのほかいくつかが仕上がり。
完成ページは10枚増加したがまだ連続はしていない。

画像はマジノ線の塗り。

パキラ

06.12.21.jpg

12月21日
マックス・ファクトリーから、来年4月発売だそうだ。
「ゆうま」はなんとなく気乗りがしなくて見送ってしまった私だが、パキラは見たとたんに予約注文してしまった。
みんな、すまん。

「M☆Cあくしず3号」が若葉台の啓文堂に置いてない。
すでに売れてしまったのか、最初から入荷しなかったのか分からない。
明日、京王稲田堤の啓文堂に行ってみる。

「トム・ヤム・クン!」。
前作「マッハ!」のヒットで予算が潤沢になったのか、画面から貧乏臭さが消えているし、確実にアクションの見せ方が上手くなっている。
かつてジャッキー・チェンの映画がそうであったように、このスタッフとキャストが作る映画も、いずれ世界を相手に商売するようになるのだろう。
主演のトニー・ジャー君、相変わらず動きはすさまじく、事実上彼のワンマンショーだが、前作では盗まれた仏像を追い、今作では生きた象を追う。
次の作品ではどんな「ゾウ」を追うのだろうか。
てか、盗まれないようにしろよ。仏像はともかく生きた象なんて。

作業はペン入れが4枚。
ペースを落としてのんびりやっている。

画像は群馬県の高崎市と前橋市の間の高前バイパスから高崎市の問屋町を抜けて高崎市内へと抜ける道。
日曜日の早朝に撮影した。

120枚

06.12.20.jpg

12月20日
完成原稿120枚を達成できた。
残りがまだ66枚あるから油断は出来ないが、これでだいぶ明るい見通しが立った。
ペン入れも残り11枚で、クリスマス過ぎには終わるだろう。
私自身がどうしても手を入れなくてはならない部分は、もしかしたら年内にも終わってしまうかもしれない。
てゆーか、本来は25日が締め切りだったのだから、終われるものならばもっと早く終わらせるべきなのだろうが、でもあえてそれはやらない。
20代の頃の気力と体力があれば挑戦してもよいが、血圧の薬が手放せないような年齢になったならば、疲労が残ってしまうようなことはしないのが継続の秘訣だ。
というわけで、明日からは少しペースを落とす。

画像は、キングジョージⅤ世に代わって権助をお仕置きするプリンス・オブ・ウェールズ。

105枚

06.12.19.jpg

12月19日
歯医者さんの方もいよいよ大詰め。
終わり際なのだが、調べてみると意外に虫歯が深く侵食している、という歯が多く、結構難儀している。
年内に終わるかと思われていたが、微妙かもしれない。

デジタル処理は、今日はわりと面倒なところばかり。
ようやく6枚完成に漕ぎ着けた。
ああ、しんど。
夜中の2時になってもまだあごに疲れが残っている。
みんな、歯はちゃんと磨こう。
完成原稿は合計で105枚。
明日、まず第1弾を渡す。120枚は超えたい。
ここで120枚以上を達成すればあとがずっと楽になる。
さすがにきょうはちょっとくたびれた。
もっと楽に生きたいなあ。

画像は、今日最も面倒だったページ。

「黄金の七人」

06.12.18.jpg

12月18日
ごめんなさい、ごめんなさい。
いつもえらそうに、したり顔で映画評なんてやってるけど、「黄金の七人」、じつは昨夜初めて観たんですうぅ。
こんな他の作品に重要な影響を与えた作品をいままで見逃していたなんて…。
てか、ようやくレンタルに入荷していたので。
なんというアイデア。
なんという軽妙。
そして、余計な描写を一切そぎ落とした潔いまでに簡潔なストーリー。
こういう洒落っ気に、久しく出会わない。まさか60年代にしか成立しないというものでもあるまいに。
いまさら私が言及するまでもないだろうが、「旧ルパン三世」に強い影響を与えた60年代泥棒映画のなかでも、「ミニミニ大作戦」と並んで重要な一本。
音楽の使い方も素晴らしい。

作業の方はいよいよ困難なデジタル処理に着手する。
今日はそれでも6ページ、完成にこぎつけた。
合計で99枚。明日は100枚越えを目指す。

今日の画像がそれ。「それいけ権助、フランス軍をやっつけろ!」、てな感じで。

マダガスカル

06.12.17.jpg

12月17日
CGアニメ「マダガスカル」を観る。
カバが女性キャラだ。
これは、スタッフがウオルト・ディズニーに敬意を表しているのだろうか。
それとも、からかっているのだろうか。
単に思いついただけか。
特に悪意のようなものは感じられなかったので、単なる偶然か。
そんなことを考えながら観るアニメではないとは思う。

作業は、いよいよ大詰めに差し掛かってきた。
今日はデジタル処理半日とペン入れ半日という割合で作業して、完成原稿が12枚。ペン入れのアップが3枚という結果になった。
完成原稿の合計はついに93枚に達した。ちょうど半分だ。
楽なところから仕上がるから難しいところがあとに残るとはいえ、確実に完成に近づいているようだ。うれしいうれしい。
もうこうなったら1日も早く終わらせて休みに入りたい。

ダムの決壊 、その2

06.12.16.jpg

12月16日
昨日に続いて、ダム決壊特撮映画ベスト5の、邦画編を発表する。

第1位「モスラ」(61)。
何故あんな巨大な生物が人目につかずに山奥のダムに到達できたのか、なんていう疑問は置いといて、ダムの決壊と、それに続く橋の崩壊の描写が小気味良い。橋のエピソードは直接本筋とは関係ない部分だが、そういうところも丁寧に映像化しているあたりに当時の日本映画の余力のようなものを感じる。
第2位TV版「日本沈没」第8話「怒りの濁流」。
ダムの描写そのものは貧弱だが、流れ出した水が濁流となって渓谷を下り、下流の町を襲うまでの描写が、実に丁寧に行われている。これを毎週放映していたというのだから驚きだ。
第3位「ゴジラ対メガロ」(73)。
ダムの稜線の向こうにメガロの姿が見えるあたり、崩壊までの描写はスケール感が素晴らしい。が、崩壊後は水に流されるメガロの姿がみっともなかったり、コンクリートの破片(のはず)が水に浮いてしまったり、若干しょんぼりしてしまわないでもない。
それでも当時の製作環境を考慮すれば、豪華な気分になれる名場面には違いない。
第4位「ガメラ対バルゴン」(66)。
飛行体であるガメラならではの独特の構図が見られる。
第5位「モスラ」(96)。
モスラには付き物らしい。

……むう。怪獣映画ばかりになってしまった。さしずめ次点はウルトラQのガラダマのエピソードあたりか。

締め切りが近いという緊張感がなせる業か、順調に作業が進んでペン入れが7枚進行した。
といっても2枚はデータ流用だから実質は5枚だが。
アシスタントに回す分を差し引いて計算すると、ペン入れの残りは実質20枚を割り込んでいる。かなり速い進行だ。
油断、楽観、獲らぬ狸の皮算用は禁物だが、見通しは立った。
正直、明日を乗り越えれば大丈夫かなー。

画像はデータ流用のページ。今回のタイトルページの予定だ。

ダムの決壊

06.12.15.jpg

12月15日
唐突に、ダム決壊特撮映画のベスト5を発表する。
理由は、発表したくなったからだ。
まずは洋画編。
第1位「ナバロンの嵐」(78)。
ダムの決壊それ自体の描写も見事だが、さらにそれによって起こる下流の災害までもをきっちり描いてあるところもお見事(ストーリー的には下流の災害の方が目的)。
第2位「ダンテズ・ピーク」(97)。
映像のリアルさではこちらが上。特に橋が車ごと流されるシーンは絶品。肝心のダムの決壊シーンの中に、速度感を重視して重量感を捨てたカットがあるのが惜しまれる。
第3位「スーパーマン」(78)
1978年はダム映画の当たり年か? 尊敬するテーブルトップ特撮の名手デレク・メディングスが大スケールで取ったダムの崩壊は見事。しかしながらせっかくの水の奔流が、下流に行くにしたがってちゃちくなってしまうのが残念。
第4位「X-メンⅡ」(03)。
映像のリアリティだけならピカイチ。どれほど巨大なセットを使ったのかと思わせる。弱点はそれによって起こる下流の水害が描かれていない事。テーマからは外れても、スペクタクルとしては必要だろう。
第5位「大地震」(74)。古典的描写の王道。フィルター処理によって昼間撮影を夜に見せかけているため、細部がつぶれているのが残念。

なお、このテーマであれば当然上位にランクインすると思われる古典「雨ぞ降る」(39)とそのリメイク「雨のランチプール」(55)、およびダムバスターの活躍を描いた「暁の出撃」(55)の3本はDVDが未発売で、現在日本では鑑賞が困難なため除外してある。

作業は、朝からレーザープリンターを駆使して切り貼り用画像を作成し、ぺたぺた原稿に貼りこむ。
その甲斐あって19枚が完成。完成原稿の総数が81枚になった。
ま、楽なところからやるから最初は速いわけだ。塗り込みが必要になってペースダウンしてからが勝負だな。

画像は今日の収穫。

手順変更

06.12.14.jpg

12月14日
締め切りが年明けまで延びたことでスケジュールに若干ながら余裕が生じた。
通常の作業手順であればけっこう楽なスケジュールかもしれない。
ただ、原稿を分割入稿するために別のややこしさも生まれた。
現在やっているペン入れのまとめ描きを途中で中断して、前半に納入する分の原稿のデジタル処理をやらなくてはならない。
連続して行う事を前提に始めた作業を途中で分割すると作業効率は落ちる。でも今回は仕方がない。
どこでどう折り合いをつけるか、タイミングを計るのが難しいな。
とりあえずまとめ描きは今日でいったんまとめ、明日から仕切り直すことにした。
それなりの成果は出ていて、ペン入れが終わったページが15枚くらいあった。
ここから先は仕上げ作業の進行をにらみながら進めていくことになる。

画像は、9月5日の画像に背景が付いたところ。

まとめ描き4日目



12月13日
まとめ描き、4日目でようやく具体的な成果が。
もう少しでペン入れ終了というページがちらほら出始めてきた。
というか、この方法は早い話が「気が向いたところからペン入れする」という実に大雑把なやり方で、別に効率が向上するわけではない。
ただ、自分自身が作業に飽きてしまわないようにするための方法で、鉄の意志をもって原稿に向かえる人間には必要の無いものだ。
欲しいなあ、鉄の意志。

今日はアシスタントの集合日で、作業全体の進行状況が確認できた。
現時点で完成原稿は62枚。これに、デジタル処理待ちの原稿を加えると100枚近くがアナログ処理を終わっていることになる。
中央公論の担当編集者さんが印刷所と交渉してくれた結果、今回の締め切りは来年1月4日(木曜)という事に決まった。
本来は年内に全部渡さなくてはいけないのだけれど、それは達成困難なので、まず25日に前半100枚程度、そして残りを1月4日に渡す、というプランとなった。
このスケジュールなら達成可能だ、…と、思う(自信無いんか!)。
これだとペン入れを途中で中断してデジタル処理に入らなくてはならないので若干効率が落ちるが、えらそうなことをいえる立場ではないので、文句は言わない。

画像は本日の収穫。タカヤノリコ2体目。
昨日、「セブンアップス」に関して、逃げる車をキャディラックと書いたが、見直してみると、どうもポンティアックのような気がする。中身は同じとしても。

予約できます

全国書店・ネット書店などで予約受付中です。

まとめ描き3日目



12月12日
そうか。
だんだん判ってきたぞ。
要するに対象枚数が多すぎるから描いても描いても進んでいないように見えるが、実際には手を動かした分だけは進んでいる、という事か。
3日目にしてようやく原稿に黒いところが見えるようになってきた。
でもまだまだばらばらで、はっきり進行率がわかるほどではない。
多分、3割くらいは進んでいるのだろう、と、楽観的に観測してみる。

画像は本日の収穫、合衆国から国際速達郵便で届いた。
セブンアップがどんな味だったか、しばらく飲んでいないので忘れてしまったが、これはフィリップ・ダントニ渾身のカーアクション三部作の最後の一本。なぜかこれだけ日本国内版が出ていないので、仕方なくアメリカの通販サイトで購入した。
逃げるキャディラックのサスペンションが凄く軟らかそうで、観ているだけで車酔いしそう。
よくあんな車であんなシーンを撮ったものだ。

カオス



12月11日
久しぶりにカオスである。
もしかしたら「新海底軍艦」以来かもしれない。
今日も、比較的短時間ではあるが、集中して作業した。
決して停滞している、という事はなく、確実に進行している(はずだ)。
しかし、どの程度の進行率なのか、まったく把握できない。
3割か? 5割か?
いやいや、そんなはずはない。
見た目では原稿はまだまだ白い。
さりとて5%、ということもなかろう。
結局、わからない。
今日は2日目だから、2割進んでいれば予定通りということだ。
まあ、それに近い状況だろう。
昔の偉い人は言った。
「千里の道もひとコマから」
……違うか。

画像は、何かの参考になるかもしれない、と思って撮影しておいた鉄塔。
きっとハーレー・ダヴィッドソンに乗って逃げる男女を追ったヘリコプターが衝突したりするのだと思う。

イカ映画



12月10日
1954年、ウオルト・ディズニー・プロダクションは、それまでアニメ映画で培った実績を足がかりに、ついに実写映画の製作に乗り出し、その最初の作品として、かのジュール・ヴェルヌの「海底二万マイル」を選んだ。
その中盤に登場する巨大イカのシーンは、当時のメカニカル・アニマトロニクスの粋を結集して撮影された、非常に大掛かりで、見事なものであった。
それから半世紀。
ついに「海底二万マイル」を凌駕する巨大イカ映画が現れた(イカかどうか、わかんないけど)。それも、ふたたびディズニーからだ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のクラーケンと、ディビィ・ジョーンズの触手の表現は素晴らしい。
なるほど。
自ら打ち立てた金字塔を、自ら乗り越える。
ディズニーを超えられる者はディズニーだけ、というわけか。
この調子でアニメの方も、ピクサーを乗り越えてもらいたいものだ。

作業の方は、短時間だが集中して仕事したので、そこそこは進んでいるはず……なのだが、まだ全体像が見えてこない。
初日では仕方がないか。というか、相手が30枚では多すぎる。

画像は、「なにかうれし恥ずかし、なことがあったらしい」。

下絵アップ



12月09日
当初の予定より1日遅れで2巻の下絵がアップした。
遅れたのも、さぼっていて遅れたわけではなく、その分ペン入れが進んだのだから、まあ、行って来いだろう。
商業漫画の仕事では、先にネーム(漫画の、吹き出しの中の活字のこと)を作ってもらうために、編集部にある程度の余裕を持って原稿のコピーを渡さなくてはならない。
以前はコンビニでコピーを取ってそれを渡したり、それをファックスで送ったりしていた。
しかし、せいぜい30枚程度の仕事ならそれでどうにかなっても、200枚となるとそんなことはとてもやっていられない。
今は下絵の段階で一度スキャンしてデータ化し、まとまったら圧縮して編集部が用意したネット上のストレージにアップすれば済む。
楽になったものだ。何より、無駄な紙が発生しない。

明日からは集中してペン入れを行う。当面の目標は10日で30枚だ。
達成できればそれ以降の作業がぐっと楽になり、締め切りが守れる見通しが立つ。
これだけ長い作業となると途中で何回か山場があるものだが、明日から10日間が今回の作業の、おそらく最後のヤマとなるだろう。
ミッドウェイとなるか、ノルマンディとなるか、はたまたアルデンヌの森に迷い入るか。
パールハーバーみたいに、綺麗に決めたいものだ。

……レマーゲン鉄橋から落っこちたりして。

画像は「ダンケルク、土俵入り」

残念



12月08日
寝坊してしまって、作業開始時間が遅れた。
そのため、昨日目標とした5枚が達成できず、4枚の進行となってしまった。
つまり、中途半端に1枚残ってしまったわけだ。
こういうのは作業の効率上も気分的にも非常にイヤだが、無理はしない方針なので、今日はここで仕事は止める。
実質的に残っているのは後半のペン入れが約50枚で、これだけならばちょいと無理をすればクリスマスまでに終わらせることも出来ないでもない。
でもデジタル処理を含めた仕上げまでもをクリスマスまでに終わらせるのはそうとう困難だ。
クリスマスまでにあがらなければ、出版社、印刷所共に年末年始の休みに入ってしまうから、必然的に入稿は年を越してからになる。
年を越してからの入稿が認められるかどうかが今回のポイントになるだろう。
描き下ろし単行本はページが多く、処理に時間がかかるのは印刷所も同じなので、今回は原稿を前半と後半に分けて、年内と年明けの2度に分けて入稿する、という形式になるのではないかと予測している。
そうなったらなったで、仕上げ作業を2度に分けるという効率の悪い作業の仕方を行わざるを得なくなるが、これは仕方がない。
漫画家はいつものことだからもう慣れたけど、「行く年来る年」を見ながら作業するのも、それはそれでオツなもの……か?

画像は、「リシュリューは、えらそう。その2」

参考資料



12月07日
画像は絵を描くときに参考にしている資料写真集。
楽しい。

下絵が5枚。次号予告のページは鉛筆描きの状態で完成なので、自動的にペン入れも1枚終了だ。
下絵。残り7枚(うち2枚は長谷川君の担当分なので実質は5枚だ)。
明日中に決着がつくとありがたい。
ペン入れ、残り52枚(同じく、実質50枚)。
当初の予定より少しだけ速めに進行している。

45枚



12月06日
そろそろ完成原稿が発生しないとまずいなー、とか思っていたら、アシスタントたちが原稿を持って出勤してきた。
数えてみたら、現時点で完成原稿が45枚あった。
この時期にこの数ならばまあまあ進んでいる方だ。この他にアナログ処理の部分が終わっていて、デジタル仕上げを待っている原稿が30枚近くある。
まとまってデジタル処理を行う時間が取れれば、進行は順調という事になる。
問題はその時間が取れないというところだなー。
アマゾンからジャック・スパロウ船長の活躍のDVDも届いているしなー。でも2時間を越える映画なんて、仕事の合間には見らんねーよ。

まとまった時間が取れなかったので、今日は下絵ではなくペン入れを行った。
ペン入れ、4枚で今までの合計が131枚、残りが53枚。
下絵の残りと合わせても、残りの作業の総量が4分の1を割り込んだ。
なんとかペースを維持して締め切りを守りたい。
最終的な作業が年末年始に掛かってしまうのが今回のウィークポイントだ。

画像は、在り物の素材だけで作った市街地の爆発。スティーブン・セガールの最近の作品の事をとやかく言えない。

「マスク2」



12月05日
ハリウッド映画の好きなところは、過去に幾多の失敗例があるにもかかわらず、たまにこの「マスク2」のような失敗から何も学んでいないような映画が出来てしまうところだ。
この作品の関係者はいったい「スピード2」とか「モンキーボーン」とかから、何を学んでいるのか。
観客が前作と同じ役者が同じ役を演じるのを期待しているのに主役二人が二人とも降りてしまっていたり、主人公がアニメ/カートゥーンの作家という一般客にとって共感しにくい設定だったりと、はずす要素がたくさん詰まっているのに、誰か作るのをやめた方がいいんじゃないか、とは思わなかったのだろうか。
新たに導入された「父と子」というテーマが悪いとは思わない。でもそれは、マスクそれ自体が本来持っているテーマとはそぐわないものだ。
ジム・キャリーが降りたなら、他の俳優で同じ事の繰り返し、でも良かったんじゃないかなあ。だって「マスクの力で大暴れ」こそ観客の見たかったものでしょ。

映画ついでに、昨日スカパーの720chでやってた「パイソン」と「パイソン2」という、巨大ヘビ映画2本立ては凄かった。「松屋」の特盛りみたいな、うれしいんだかうれしくないんだかよく判らない、妙なお腹いっぱい感がある。
それも、筋立ても妙に凝っていて、1本目が正統モンスターパニック物に仕立てられているのに対して、2本目はミリタリー風味のテクノスリラーに仕立ててある。
もしかしたら、トム・クランシーもこういうのを書くのだろうか。
タイトルは「今、そこにいる蛇」、なんちゃって。

今日は歯医者さんに行っていたので作業時間は少な目だ。辻褄併せのために簡単なページばかり選んで4枚とした。
合計で174枚、残りが12枚。

画像は満身創痍の権助。

感想お待ちしてます。

轟拳ヤマト1 風雲!欧州大戦の感想を送ってください。
フォームを御用意しました。

アルティメット☆ガール



12月04日
ネームを書き上げ、担当編集者との打ち合わせを済ませて作業に入ったのが7月14日だから今月は6ヶ月目ということになる。
数えて20年になる私の漫画歴の中でも、1回の作業がこれほど長く続くのは初めてだ。
頭の中はもう泣き言でいっぱいだが、毎日泣き言ばかり書いているとダメな人間と思われてしまいそうなので(いや、もう十分ダメだが)、今日は泣き言は書かない。
代わりにツタヤ半額ディのもうひとつの収穫、「アルティメット☆ガール」のことについて書こうかとおもったが、さすがにこれは恥ずかしいのでやめておこう。

…待てよ。もしかしてこれは「恥ずかしさを楽しむ」という新趣向なのかもしれないな。
だとしたら立派な成功作か。
稲田堤のツタヤには、この一連のシリーズの続きは入荷するのだろうか。

さすがに楽なペースに設定してあるので、今日は歯医者さんに時間を取られても作業をこなす事が出来た。
下絵が4枚で合計が170枚。残りが16枚。

画像はサービスシーン。
読者からの要望があれば今後増やしてゆく予定。

下描きは嫌い



12月03日
昨日から下描き作業を再開しているが、実は私はこの下描き作業があまり好きではない。
自分の弱点である画力の乏しさ、なかんずくデッサン力の乏しさと正面から向き合わなくてはならないから、とてもいやなのだ。
描いても描いても目の前の絵が頭の中のイメージに近づかない。
どこか歪んでいる。
こっちの歪みを直すと今度は反対側が歪む。
若い頃、真面目に絵の勉強をやらなかったからこんな事になるのだ。時間が取り返せないという事実が厭さ加減に拍車をかける。でもどうしようもない。
どうしようもないという事実に、さらにまた腹が立つ。
でも、やってしまわないと作業が進まない。
仕方がないから、半泣きで今日も下絵を描いている。
神様からなにかもらえるなら、デッサン力だな。

下絵4枚で合計が166枚、残りが20枚。
本当は下絵のノルマは1日6枚なのだが、7月から続く仕事でいい加減作業に嫌気がさしているので、作業量を抑えて飽きが来ないようにしている。
それでもようやく下絵に終わりが見えてきた。

画像、リシュリューはえらそう。

| ホーム |


 BLOG TOP  » NEXT PAGE


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。