「電脳」轟拳な日々

プロフィール

飯島祐輔

Author:飯島祐輔
スプートニクが星となって「地球防衛軍」が公開された年に生まれ、望月三起也氏に漫画を、高井研一郎氏に人生を学ぶ。
主な作品に『コミック 新旭日の艦隊』全22巻(原作・荒巻義雄)、『北海の堕天使』(原作・吉岡平)、「新海底軍艦」など。
大艦巨砲漫画家として名を馳せ、その徹底したメカへの傾倒と破壊描写、そしてとめどもなく溢れるストーリーとボケキャラ萌えの追求精神は他に類をみない。

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今までのあらすじは『艦隊な日々』をご覧ください。

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高井先生のこと

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11月07日
せっかくなので今日は高井先生を持ち上げてみようかと思う。
まあ師匠であり日頃世話になっている人でもあるのでこき下ろすわけにもいかないわけだが。
ちなみにAV分野では、こちらが世話する頻度の方が高い。

高井先生は漫画を描く時、内容の効果を高めるために漫画のほぼ全機能を使う。
でも、だから凄いのではない。
それは、多くの漫画家がやっていることだからだ。
先生が凄いのは、ストーリーの中で大きなコマが必要になり、それが自分に描けない絵であったとしても、その方が効果が高まると思えば自分が雇ったアシスタントを信じて描かせてしまう、というところだ。
この思い切りの良さには毎度感服する。
この方法はアシスタントの画面演出力に依存するので常に成功するとは限らず、だから山口六平太連載550回の中にはかなりへたくそで失敗している絵も存在する。
それでも成功すれば作家本人の演出力を超えた効果を発揮することもあるのである。
今回の有馬の読みきりでは、日常的な背景と非日常の背景のギャップを際立たせる演出をやってみた。
六平田や有馬を読まれる方は、その辺に留意して読んでいただけると幸いである。

車のファンベルトはテンショナーも含めて交換となった。
これで一連のベルトに関するトラブルが収まってくれるとありがたいのだが。

エンジンルームでイヤな音が

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11月06日
幸い自走できる状態だったので、急遽ディーラーへ。
案の定、補機類を回すベルトのうち一本が切れていた。
前から異音がしていた奴だったのだろうか。
いずれにしても、21世紀の車とは思えないトラブルではある。
その動力がガソリンエンジンからハイブリッドへ、そして電気へと移り変わろうという時代にも、こんなトラブルって起こるものなんだなあ。
きっと人間の作るものに完璧なんてないのだろう。
出来るのはトラブルが起こる可能性を限りなくゼロに近づけることだけで、ゼロには出来ないのだ。
うーむ。
車のトラブルから、世界観をひとつ学んだなー。

「有馬係長」を考察する

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11月05日
今回の「有馬係長」にはちょっと興味を引かれたアイデアが出てきていたので、背景を描くアシスタントという立場を超えて、ちょっと考察してみたい。
というのも、めずらしく本格SFといっていいアイデアが登場していたからだ。
言ってしまうとそれは「透明人間を作り出す方法」なのだが、従来の「薬で身体を透明にする」やり方と異なり、「本人の視神経に介入して、身体を見えなくさせてしまう」というやり方なのだ。
はた目にはまるっきり見えているが、本人だけは自分の身体が見えず、自分が本当に透明人間になったと思い込んでしまう。
むろんこの段階では多少手の込んだいたずらに過ぎないわけだが、もしも周囲の人間全てにこれを適用できれば、事実上完全な透明人間の誕生となる。
つまり、実際に透明であるかどうかは問題ではなく、どう認識されるかが問題なのだ。
実用化が可能ならばさまざまな応用が考えられる、非常に優れた発想といわざるを得ない。
ま、おかげで描かされるアシスタントの方は作画に苦労したわけだが。
林先生、次回もよろしく。

有馬係長無事終了

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11月04日
急激な気候の寒冷化をものともせず(まあ、厚着すれば済むだけのことなわけだが)、高井プロの「総務部総務課 有馬係長」の作画作業は順調に進行し、16枚を2日(実労時間は約20時間弱くらい)で無事アップした。
これでも今回は描き込みを要求されるテーマだったので時間がかかった方だ。
楽な画面の時なら2時間は早くあがっている。
昨日書いたとおり、今回の「有馬係長」のテーマは、ある不世出の天才科学者、というかマッド・サイエンティストの復讐の物語だ。
だから彼の天才ぶり、マッドぶりをその研究室を描くことで表現しなくてはならない。
どうしても発明品の数々を、こちゃこちゃと描き込むことになる。
私はそういうのを描くのが好きだからかなり楽しんで描いたが、スタッフの中には、かなり苦労した者もいたようだ。
それでも担当編集者を待たせることもなく原稿を渡せたのだから、たいしたものというべきか。

というわけで、あの有馬係長がひどい目にあう今回の「総務部総務課 有馬係長」が載るビッグコミック増刊号は今月中旬に発売されますので、皆さんよろしくお願いします。

有馬初日

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11月03日
というわけで高井プロの「総務部総務課 有馬係長」初日。
やってくれるぜ、林律雄先生。
まるで私が参加することを見越したような、て、実際見越されているのだろうけれど。
ここ数回、「有馬」の読みきりに関しては私はレギュラーでスタッフに入っているし、林先生は画面を見れば私が参加していることを見抜けるだろう。
今回も、いかにもなテーマが与えられた。
それは「マッド・サイエンティストの研究室」。

いやはや、他人の仕事をこんなに楽しんでいいのか、っていうくらい遊んでますよ。
一応、作業は今夜中に終わらせなくてはならない。
これから出勤です。

荒巻先生の「超弦回廊」シリーズは、いただいたきりずっと書棚に積ん読くになっていたものを引っ張り出して読んでいる。
「要塞」シリーズの初期に似て、世界の秘密が少しずつ明らかになってゆく過程の描写が凄くスリリングだ。
荒巻先生は、こういう描写が上手いなあ。

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